情報だらけの子育てに疲れたら

思い立ったらすぐ検索

最近、プロ主婦という言葉を知りました。

と思いましたが、

要は家庭のために上手に家計や家のことをやりくりする方のことだそうです。

うまいことしたいという気持ちは皆一緒だと思いますが、

プロ主婦、なんだかかっこいいですね笑

子育ては宗教だっていうのもTwitterで見かけました。

これが良い、これが悪い、はわざわざ人に押し付けるものでもなく、

家庭ごとにそれぞれの方針があって、

それが同じ人もいれば、違う人もいるよねっていうことらしいです。

激しく納得しました。

こういう言葉が作られて、どんどん浸透していくのってすごいですよね。

妊活、保活、ラン活、小１の壁、

ええっとあとなんだっけ？

子供を産む前から育てるのに、どれだけの情報を検索してきたことでしょうか。

• ベビー時代の発育の悩み
• 離乳食の始め方
• 突然の熱の対処法
• 保育園の選び方
• おもちゃのレビュー
• 園の持ち物の作り方
• 売れてるランドセルランキング
• 子連れのお出かけ先（タダで遊べる）
• 子供の習い事 ・・・などなど

結果的に自分に合うものを吸収するのが最適なのでしょうが、

時には、自分に不必要だった情報を目にしたり信じたり、

不安に煽られたりと、いいことばかりではありません。

情報の交換が簡単にできて、遠く離れた場所にいる人とも愚痴を言い合えたり、

良いことももちろんたくさんあるのですが、

必要以上に情報を吸収するのも考えものだなと思います。

私もしばしば検索魔になりますが、大体探し疲れて脳みそ停止で終わります。

静の時間を大事にしたい

俵万智さんの「ありがとうのかんづめ」（小学館）

俵さんがお子さんを育てながら感じたことを短歌とエッセイにして

日記のように纏められた本。

限られた字数の中で表される母の気持ちや想いに触れて、あぁ、気持ちわかるな、と共感できたり、

お子さんとのやりとりの景色が浮かんできて、ふふ、と笑いが溢れてきます。

読んでいるうちに、何気ないお子さんの言葉や、母の気持ちを自分のことのように感じ

子供と過ごす時間はなんて愛おしいんだろう

と、本の表紙を撫でずにはいられませんでした。

五体満足で産まれてくれるだけで良いと思っていた妊娠中。

元気に育ってくれるだけで嬉しかった赤ちゃん期。

成長するうちに段々と求めているものが増えて、

勉強に躓かないように、本をたくさん読まなくちゃ、とか

基礎体力をつけるにはスイミングがいいらしい、とか

英語の耳を育てるには幼児期から・・・？とか

ネットに溢れかえる情報や、身近な口コミに影響を受けて、習い事やイベントに

親子で奔走する日々ですが、刺激の多い動の時間と同じくらい

何もせずに好きなように過ごす静の時間が大事なんだとか。

学校や習い事に忙しい今の子供たち。

バタバタと時間に追われるかの如く生活していますが、

実は一緒に過ごす時間があるだけでも幸せなことなのですよね。

知らない親子だけれども、よそ様の子育てを少し覗かせてもらっている気分になります。

ずっと可愛い子供だと思っている自分の子が一人の人間となって、段々と手を離れていく、

それを想像するだけで、少し今日から子供に優しくなれそうです。

家の中でダラダラも、ふらっとおさんぽも、

子供にとってはいろんな発見があるかもしれません。

自分自身への読み聞かせ

スマホの話になりますが、少しの隙間時間でつい触ってしまい、

自ら情報の海に溺れに行ってしまいます。

スマホや電子メディアから離れる時間が親にとっても大事だなと感じます。

いずれ子供がスマホを持ち始めたときに、使いすぎ！なんて口にできないくらい、

私もずっとスマホを握っています。

大人にこそ、静の時間が必要！

子供の読み聞かせはするけれど、自分の読書時間がない！なんて方もいらっしゃるかも・・・？

子育てエッセイに限らず、読書の時間を持てると、

満足感が湧きます。

寝る前のスマホ、ネットサーフィン。

子供が寝た後にしか自分の時間がないと、つい長く触って夜更かししてしまいますが、

スマホを本にするだけで、なぜか罪悪感が薄れます。

親としての読み聞かせだけでなく、自分の時間も大事にしたいですね。