先日、家族で淡路島に遊びに行きました。
いちご狩りや花鑑賞、渦潮クルーズやキャンプ、釣り体験、動物との触れ合いなどなど、
淡路島は親子でお出かけできるスポットがたくさんあります!が!
今回我が家の目的は野島断層!
少し前、NHKの番組、「ブラタモリ」で淡路島を取材されていたのですが、
その際の立ち寄り先の一つが、野島断層保存館。
9歳の娘の胸を激しく動かしたようで、
ここに行ってみたい!
と強く訴えたので、お出かけ先に決定しました。
淡路島の西海岸?
カリフォルニアのこと?
おしゃれな響きですが淡路島の西海岸、割と森の中でした。
パソナグループが色々事業展開されているらしく、おしゃれ〜なカフェやらレストランが道路沿いにチラホラ建っています。
車道が狭く、すぐ横は海、反対側は田んぼや畑・・・。
これからどんどん道や駐車場も良くなっていくのかな?
野島断層保存館のある北淡震災記念公園は山の上にあります。ちなみに北淡(ほくだん)と読むみたい。
公園内には、セミナーができるような施設、お土産や軽食の買える売店、その中にレストランもありました。
売店やレストランのある建物の向かいにあるのが今回の目的地、野島断層保存館。
- 大人/730円
- 中高生/310円
- 小学生/260円
未就学児は無料です。2歳の末っ子には退屈だったかな〜?
5歳の年長男子が一番興味津々で施設内を回りました。
興味より恐怖の保存館
施設に入るとすぐ左に、阪神高速が倒れてトラックが落下した様子の再現ゾーン、右手に震災当時の様子を伝える映像がテレビで流されていました。
音量もそこそこ大きく、シーンがシーンなので親子全員でうわぁ・・・と体が止まってしまいました。
その展示の奥が受付。そこで入場券を買います。電子決済はPayPayのみ利用可。
受付を過ぎてしまうとトイレが無いので、先に済ませてしまいましょう。受付の横にあります。
(綺麗で芳香剤強めでした。子供連れのお出かけはトイレチェックマストですよね。)
受付を過ぎると震災当時の写真や、日本列島全体の断層の説明がしてあるパネルが展示されています。
今まで様々な災害をメディアや本を通して見てきていても、やはり改めてその光景を目にすると、胸を抉られるような気持ちになりますね。
5歳の長男も真剣な顔で展示を見ていました。
展示コーナーを抜けると、実際のズレた断層が保存してある区域に入ります。
思っていたよりもずっと広い空間!
ガイドさんが丁寧に説明をされていましたが、2歳の末っ子を追いかけ回さなければならず、話を聞くのは断念。
説明パネルが要所要所に置いてあるので、それを読みながら、断層を見て順路を進みます。
色々説明は書いてありますが、やはり実際に動いてずれている地面を目にすると、何も言葉が出ませんでした。
すごいなぁ・・・。すごいなぁ〜。
何度すごいなぁ〜を繰り返したか分かりませんが、長く伸びる、ずれた地面は、娘にも強烈な印象を与えたようです。
あれだけ行きたい行きたいと訴えていたので、下の子と離れてパパとゆっくり展示を見て回っても良いよと言っていたのですが、
早く次行こう〜。怖い〜・・・。
と、自然の力を目の当たりにして、恐怖や不安な気持ちが強くなったようでした。
本来まっすぐに続いていたはずの溝や田んぼの畦道、植えられていた木、地震の時のまま時間が止まったその場所は、いろんな感情を親にも子にも教えてくれました。
神戸の壁、メモリアルハウス
野島断層を過ぎると、神戸にあった戦火や地震を乗り越えてきた防火壁が展示してありました。
ずれた断層の真横に建っていた家は、地震の時の様子そのまま、今もそこにあります。
鉄筋コンクリートのご立派なお家なので崩れずに済んだのでしょうね・・・。
震災後何年かは住人の方はそのまま住み続けられたようですが、今は震災の凄さを伝える役割をしています。
当時の台所の様子を再現してあったり、当時の新聞が展示してありました。
家の歪みを体で感じて、外壁が激しくずれているのを目で見ると、ますます地震に対する恐怖の気持ちが湧き起こります。
震災シアター、もしもへの備え
ここに来るまでに、地震への恐怖や不安を強く感じるのですが、順路の最後には実際の地震の揺れを体感できる施設があります。
長女は怖い気持ちが強く現れていたので、その場に待機してもらい、5歳の長男と主人、2歳の末っ子は私が抱っこして体験することに。
揺れるとわかっていても、実際に揺れを体験すると怖いし長い!
子供たちは泣くことはありませんでしたが、顔が引き攣っていました。
実際この揺れを家で感じたら・・・、気持ちだけでもシミュレーションしておくのは大事ですね。
見ている方もとても怖かったみたいで、9歳の長女はいろんなことを考えて気持ちが辛くなったようでした。
揺れの体験設備の向かい側には、これからの地震にどう備えますか?と言ったような映像が大画面で流されていました。
地震から○年、のように、各地の地震の被害や体験などをメディアを通して見る度に、いざという時のために備えなきゃね、という気持ちにはなりますが、それを家族全体で考える機会になりました。
家族や大事な人との時間がどれほどありがたいことなのかを強く強く感じます。
終わりに
遊びやレジャーだけじゃない淡路島の過ごし方。
大きな地震からの復興を経て、今では大人気のレジャースポット。
特にコロナになってから、関西圏で近場のお出かけに人気なのかGWの渋滞は凄まじかったようです。
館内はベビーカーでも移動できますし、雨などの天候に左右されないのもありがたい・・・。
過去の教訓を未来へ、という言葉が印象的です。
施設にいる間は怖い怖いと訴えていた娘でしたが、帰宅してから見たことを熱心に祖母や祖父に話していました。
こういうお出かけもたまにはいいですね。
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