我が家は猫を2匹飼っています。
オスとメス、1匹ずつ。
長女が2歳の時に我が家にやったきた猫ズ。
7歳になる彼らですが、我が家に来てすぐに、避妊・去勢手術をしています。
去勢した動物が太りやすくなる、というのは猫も犬も共通のようですが、
去勢した猫が罹りやすいという病気に、我が家の雄猫もなってしまいました!
その名も肛門嚢炎!
たまたま末っ子が猫にちょっかいかけに行ったところを眺めていて
!お尻から血出てる!!!
と、そこから家族が大騒ぎ!
嫌がる猫を捕まえてお尻を拭きながら観察しつつ、
「猫 お尻 血」「猫 肛門 怪我」検索!!
肛門嚢炎とは?
猫のお尻の穴をゆっくり観察したことありますか?
私はないです!笑
今回初めてまじまじと見ました。
お尻から血が出てる!と大騒ぎしましたが、厳密にいうと、肛門ではなく、
肛門の斜め左下から出血・・・!なんとそこには穴が開いていました!
肛門と同じくらいの大きさか、少し小さいくらい・・・。
鮮血がお尻に付着して、その穴の周りも毛が無いしで、余計かわいそうなことに!
雄猫の肛門を中心として、8時と4時の方向にある袋状の器官が肛門嚢。
そこに独特の匂いのする分泌液が溜まっています。
その分泌液が出る腺や分泌液を肛門腺と呼び、縄張りの匂いをつけたり、
動物間のコミュニケーションを取るのに大切な器官なのだそう。
肛門腺の菅が詰まって分泌液が溜まりすぎ炎症を起こしてしまうと、肛門嚢炎になるのです。
そしてうちの猫はこの肛門嚢が破裂してしまい、皮膚に穴が開いてしまったというのです!
肛門嚢炎の予兆と原因
猫がお尻を気にしていたら肛門腺が溜まっていたり、猫自身が違和感を感じている可能性があるそうですが、
全く気付きませんでした。
むしろよくあのタイミングでお尻の血に気づいたな・・くらいです。
トイレ掃除の時も特に何も思うことなく、餌を食べる量が減っている感じもなかったです。
お尻を引きずって歩くところを見たこともなかったのですが、知らないところでしてたのかな?
原因としては、肛門嚢の細菌感染や、目詰まりのようですが、おそらくうちの雄猫の肛門腺が詰まりやすいのかなと・・・。
分泌液は個体差が大きいらしく、1度肛門腺が詰まった猫は再度発症することがあるそうです。
加齢や太り過ぎも原因になるのだとか・・・。
すぐに病院へ
場所が場所なだけに、見つけた次の日にはすぐにかかりつけの動物病院に行きました。
ネットで検索かけた通り、肛門嚢炎と言われ、うわ〜縫われるんか・・・処置代いくらぐらい行くかな?
と内心ドキドキしていましたが、
「カラー巻いて、薬塗って様子を見ましょう」
と獣医さん。
え?穴塞がなくていいの?
少し拍子抜け。
穴が開いている箇所の周りの皮膚が薄いので、無理に縫わずに、自然に治るのを待つのでも良いとのこと。
舐めてしまうのが一番ダメなので、病院で薬を塗って、家ではカラー巻いて、抗生物質の飲み薬を与えるだけ。
発見した時の衝撃が大きかったので、それくらいの処置で済んだことにホッとしました。
お尻に開いてしまった穴の処置だけではなく、肛門腺しぼりもしてもらいました。
破裂していない方の肛門腺は詰まることなく通っていたようですが、
破裂した方は、炎症を再発する恐れがあるので、定期的に肛門腺を絞りに来てくださいと言われました。
治るまでの過ごし方
夜中も朝も関係なく、・・・かこんかこんと音がするんです。
怖いでしょう〜・・・笑
カラーを巻かれてから10日たった今でも、廊下や出入り口の柱に引っかかって
かこんかこんと音を立てながら家の中を移動しています。
最初は餌も食べにくそうにしていましたが、今では上手に食べていて、順応しつつあります。
一番困るのは部屋と部屋の移動。
ペットくぐ〜るという専用の通路を壁に作っていますがそこを通れないので、
どの部屋もドアを開けっぱなしにするしかないのです。
夜中ににゃあにゃあ鳴かれるのも嫌なので、寝室の扉も開けっぱなしにしました。
抗生物質の薬は、1日2回、ちゅ〜るに混ぜて溶かして、スプーンで与えるのが一番飲ませやすい。
パウチや缶の餌に混ぜてもなかなか溶けきらず、うまいこと避けて残してしまったので、
確実に舐められる方法が良さそうです。ちゅ〜る様様。
経過観察のため1週間後に再度受診しましたが、まだ穴が塞がっておらず、カラーは外れませんでした。
また1週間後に診察予定です。
肛門嚢炎を予防するには
猫が地面にお尻をつけてずりずりと歩くお尻歩きが病気のサインらしいのですが、見たことありません笑
1度肛門嚢炎をした猫は再発しやすいということなので、
また膿が溜まって破裂しないよう、定期的に肛門腺絞りに通うしかなさそうです。
気長に完治を目指します。
完治までの様子はこちら
コメント
コメント一覧 (2件)
猫ちゃんのお尻痛そうですね!(泣)
カラーかこんかこん、猫ちゃんもご家族も大変ですが
早期の回復を願っています。
ありがとうございます!
2週間経ってカラーも外れ、今は元気にダラダラゴロゴロしてます!